2019年4月19日金曜日

夜の終る時 熱い死角


結城昌治さん
佐藤正午さんの小説の読み書きに取り上げられていて読んでみたくなった
刑事物だが時代背景も考え方もかなり古く、少し戸惑う
物語は淡々とすすみ、どこを楽しめば良いのかわからなかったが、二部になって面白くなってきた
ミステリをHowかWhyで分けるなら、本作はWhyって事になると思う
一人の人間としての弱さを抱える刑事達の物語
その弱さを支えている誇りみたいなものをわりと真っ直ぐに描いているのが今の時代から見ると逆に新鮮に感じた
併録の短編を含めて結構面白かったです

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