2019年4月17日水曜日

男たちの絆


マイクル・Z. リューインのパウダーシリーズ第三作
タイトルがぴんとこなかったが訳者の後書きを読んで何となくわかった
でも私は原題通りLate Paymentsとして読んだ
何となくわかったのは、このシリーズをミステリとして読むのかミステリの皮を被った人間ドラマとして読むのかの違いかなって事
勿論それは読者の自由なんだけど、作者は一応ミステリとしてのタイトルをつけてるんだからそれは尊重した方が良いんじゃ無いかなあ、少なくとも翻訳者は
邦題を決める際は作者の了解も得てるんだろうけどなあ、リューインってそこら辺はこだわらない人なのかな?

本作は謎解きがすごく面白い(・∀・)ノ
でも負けないくらいに周辺の動きも大きくて、かなり面白い本になってる
次も読みたい
でも本作からもう30年以上経ってるので無理なんだろうなあ、残念です

冒頭から少年が絡むが、ラストで出てきた母親は吐き気がするくらいのゲス
それに対するパウダーの反応を書かずに、恋人に養子をとることを相談する場面が描かれるの興味深い
実の息子との不仲もテーマの一つだけに
口は悪いけど実は心の優しい男って人物像なら陳腐すぎる
もっとイヤな男として描いて欲しかったような気もします
もう読めないのでこんなこと書いてももしかたないんだけど┐('д')┌

もしかしたらこのシリーズがこれで終わった理由はそこなのかな?
このままだったら次回作は「パウダーと仲間達」になっちゃいそうだもんね

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