2019年11月27日水曜日

季節の記憶


保坂和志さん初読み
この作者さんもニッポンの文学で知った
昔は純文学と呼ばれている作品を多く読んだけど最近は直木賞系の作品を多く読むようになった
でもそもそも最近は両賞の境目はぼんやりしてきてますよね

この作品もそういう感じ、優しい日本語でわかりやすく書かれている、でも随所で深い思索の世界に入る
子供の純粋な疑問を契機として哲学的な思考の世界に入っていくのは凄く面白い、そこにはユーモアも忘れずに添えられていて読んでいて気持ち良い
ただはっきりとした筋が無いまま物語が進んでいくので、エッセイを読んでいるような、不思議な感じだった

私は物語を読みたくて小説を読んでるので、そういう意味では不満が残る
でも結構面白い
不思議な小説だった

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