2014年5月23日金曜日

ダークタワー7 暗黒の塔


いよいよ最終巻。でも6巻の続きなので入りやすいな、と思いながら読んでましたが、本巻は全体にまとまりが無く、全体通すと結構読みづらかった。
特にこれは私の問題ですが、途中で予約しておいた本が来てしまって、「冷血」「一つの体で」「ラブレス」ですが、これらの本を間に挟んで読んだので、どうも集中して読めませんでした。

感想としては、読んでいる最中はいろいろ考えましたけど、読み終えた今としては期待はずれ感が強いかな。
キングももったいぶって書いてましたが、旅の物語は旅そのものが面白いのであって、結末はただのつけたし、何ですね。確かにその通りかも知れなけど、そうは言ってもやはりこの長い物語を読み通したのは結末が知りたいからで、キングはその期待に応えなくてはいけないんじゃないだろうか?
そういう部分での不満は残りるよなあ。

このシリーズは解説が良かったけど、最終巻の解説は全体の解説になっていて、全巻を通した簡潔な解説、謎解きにもなってました。本編を読んでもわからなかったことが解説に書いてあって、本編に書いてあったって事なんだろうけど、私には読めてない部分が多かったんだなあと改めて感じたり。
本作はキングの全作品群との関連も深いだけに専門の研究者たちもいるらしく、そういう研究は面白いんだろうとは思うけど、それってキングを読む楽しみとはまた別物かなとも思う。

本作を読む前にブクログで感想を拾い読みしていた中で、本シリーズに再挑戦している人を見つけた。今読み終えたばかりではあるけど、私は再挑戦はまず無いな、と思います。

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