2014年5月26日月曜日

GO


金城一紀さん、さっき読了
Borderの原作者、SPの原作者でもあるんですね。

これは傑作!
面白かった、一気に読みました。

主人公の抱えるアイデンティティの喪失感はとてつもなく深い一方で、文体は軽やかで、ふざけたところは村上龍の69を思い出させるし、登場人物たちは実に生き生きとしていてものすごく魅力です。
持って行き場のない閉塞感は若者特有のもので、そういう意味では現代のライ麦って感もある。

いろんな思いを包み込んでなお生きていく若者を、暗いんだけどすっきり明るく描いてます。
すばらしい傑作ですね。
しかし直木賞って感じでもないような????気はしましたけど、まあ傑作です、他の作品も読みたいですね。

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