2018年10月16日火曜日

猫背の王子


中山可穂さんのコンプにむけていよいよこの三部作に取りかかった
しかし市の図書館には蔵書なし!!!!
なぜ????
でも道の図書館にあったので何とか借りて読めました(・∀・)ノ

作者さんの処女作ってことを知ってるだけに文章はまだまだだなあなどと思いながら読んだけど、文章って音楽のようにリズムがあってさびもある。そういうさびの部分の畳みかけるような描写は本作にもあって、さすがは中山さん。文章のうまさは天性のモノで凡人にはまねできるはずもなく、こういう文章を読めるだけで幸せだよなあ、と思いました。

恋愛の要素は乏しく、結局は自分しか愛せない破滅型の主人公が描かれている。一応終わってはいるけどこの先が読みたくなるのは多くの読者の想いだろう。
書けない時期もあったようだけど、頑張って三部作に仕上げてくれた作者さんに感謝して次も読ませていただきます。

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