2024年2月12日月曜日

オールド・テロリスト


村上龍さん

傑作 素晴らしかった 村上龍という 作家の 凄まじいまでの力を感じた 素晴らしい
 冒頭から ラストの1行まで かなりのボリュームがあるんだが その間 緊張感が ずっと維持されていて とにかく読ませる そしてこの緊張感は 読み終わった後も 続いていく
かなり シリアスな内容で細部もものすごく細かく ただどこか 明るく ユーモラス でもあって この 反社会的な小説を こういう テイストで描けるのは龍さんしかいないんだろうな
 
内容的にはやはり半島を出よと重なり 登場人物は希望の国のエクソダスと重なってんのかな 村上竜の文章って綺麗な文章 じゃなくて好きってわけじゃないけどこれはこれで独特のリズム感あるし 理屈が勝ってるわけでもないんだけど 妙に納得させられて ストンと落ちる 独特の文体 を持ってるよね まあ一流と呼ばれる作家はみんな自分の文体を持ってるんだろうけど

とにかくすごい小説だった 続編を読みたいけど、無理だろうなぁ……………

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