2024年2月22日木曜日

ディス・イズ・ザ・デイ


津村記久子さん
本屋大賞候補の作家さんで知らなかったので図書館で探して借りてみた
サッカー観戦をテーマにした軽めの短編集 短い話が11 テーマは同じだけどつながりがなく 設定を理解するまでが読みづらい これ短編の宿命だよね 連作短編 はそういうところがないから 読みやすいんだけど 文章はそんなにいいとも思わないけど読みやすさを狙って セリフをたくさんって言うんじゃなくて文字が結構多い こういうのはなんとなく好き
 しかしとにかく読みづらい 登場人物も多すぎる 読み進めるのが本当につらかった 面白いんだけどね 
登場人物全てにどうして名前をつけなきゃいけないのかなってふと思う ただ 兄 って書けば さらっと読めるんだけど 名前がついた途端 この人も覚えなきゃいけないのかなって思っちゃうよね そういうところかな 
エピローグで全ての話を振り返るところはちょっとびっくり それぞれの試合も結構 繋がってるのかな このシーズン全体でちゃんとストーリーになってるのかもしれない 細かく しっかり読めばそういうのが頭に入ってくるのかな しかしそれって面白いんだろうか??

とにかく プロの作家の作品とは思えないぐらい読みづらかった 私はこの人 ダメかな 長編ならいいのかな 他の作品も読むかちょっと悩みどころ


第1話 三鷹を取り戻す
若い頃からのファンだったサッカーチームを見捨ててしまった彼がバイト先の素朴な地元 ファンと知り合いもう1回 ファンに戻る
第2話 若松家ダービー
家族でサッカー観戦に行っていたけど長男が突然行かなくなった 謎 他のチーム を応援しだした 長男の自立
第3話 えりちゃんの復活
引きこもりの親戚の娘 がサッカー観戦を契機に 少し戻る
第4話 眼鏡の町の漂着
メガネで気分を変える 彼女 付き合っていた男性に何も言わずに去られたことを引きずっている 同じく過去の栄光時代のチームを引きずっている男性と知り合う これは 分かりづらい話だよね
第5話 藤村兄弟の恩寵
兄弟で大好きだった選手の応援について 2人の意見が分かれてしまう
第6話 龍宮の友達
不登校の娘と不倫夫を抱えた妻と、夫の不倫を疑っていた職場の同僚が、亡夫は内緒でサッカー応援していた事を自分たちも応援に行って知る
第7話 権現様の弟、旅に出る
試合中に 獅子舞みたいなことをやる 話 仕事でいじめられていて 助けてくれる女性職員がいる 人数が多すぎるし ちょっと中途半端な終わり方のような気もする
第8話 また夜が明けるまで
予定外でアウェイの応援に行く事になったジャーナリストと問題生徒を抱える教師の触れ合い 短編だが話者が交互に変わり分かりづらい、と思う
第9話 おばあちゃんの好きな選手
幼い頃に両親が離婚し母に引き取られた彼 久しぶりに父方の祖母と再会し サッカー観戦を契機に交流が始まる
第10話 唱和する芝生
吹奏楽部の男の子が憧れの先輩がきっかけでサッカー応援をしてチャントを作るようになる
第11話 海が輝いている
淡々と生き 淡々と離婚した彼が妻と暮らす成長した娘には拒絶されたが 自分と同じ会社に就職していたことを サッカー観戦を通して知る

エピローグ昇格プレーオフ
今までの全ての話のその後 それぞれの話を思い出すのは楽しいけど結構大変

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