2019年2月12日火曜日

取扱注意


佐藤正午さん
佐藤ワールドの住人になってしまったのですんなり入ってきて楽しめた
時系列的には「彼女について」と「Y」に挟まれてる
その前が「放蕩記」だから、ここら辺から今の佐藤ワールドになってきたのかも
主人公は津田の原型ですね、津田ほどイヤミじゃ無いセリフが良い

このお話はものすごい広がりを持ってるように感じる
登場人物一人一人に癖がありすぎて、それを書き出したらなんちゃらサーガになりそう
その一つであるナボコフ的な設定が「月の満ち欠け」に繋がるのではなかろうか?
おじさんは何も言わないけど、「おまえに言ってもわからんだろうが、俺と綾は前世から繋がってるんだよ」なんてセリフがあったらすごかったなあ

というか、ワールドは繋がっていて既にサーガになってるのか??
実は「彼女について」と「Y」は昔読んでいて良く覚えてない
このブログに感想があったけどよくわかんない( ´∀`)
デビュー作から通して読み直したらいろいろな発見があったりするのかも??

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